サーバ管理はもともと得意ではなかったが、地震検知・警報システムを開発する会社に出向したときに、サーバ・ルータの管理、データセンターでの作業など、一通り経験することができ、それ以降比較的(プログラマーにしては)得意である、と自負している。
当時、2010年頃は、まだクラウドサービスもなく、皆それぞれサーバを管理していて、しかもほとんど手作業で、サーバ管理者の「職人技」で成り立っており、プログラマーと管理者の役割は、明確に分かれていた。しかしプログラマーの自分には、それら作業は不毛に思われたので、Pythonのスクリプトで勝手に自動化していた。小さな会社で、作業者が少なく、しかもすでにある程度の規模のインフラ・ネットワークが動いている、という特殊な環境であったのが幸いして、短期間に多く学ぶことができた。
Ansibleの存在を知ったのはその後で、DevOpsという言葉ができたのもちょうどその頃であったと思う。