PULTEK

Linuxベース並列スーパーコンピューター開発

2002/4 ... 2005/3

ハードウェア寄りの仕事をすれば「カーネルハッカー」に近づけるに違いないと考え、あちこちに履歴書を送るも、経験も実績もなく、どこからも全く相手にされなかったがが、たまたま職安で見つけたこの会社に相談すると、雇ってもらえることになった。60代の社長と30代前半の若いハードウェアエンジニア2人の小さい会社で、入社するなり「並列スーパーコンピューターを作れ」という無謀な命令を受け、わけもわからず会社に泊まり込んでもがき苦しんだ3年間で、当然プロジェクトは失敗に終わったが、個人的にはいろいろ得られた。

ハイライトとしては、SCore/PMという国産・オープンソースのクラスタリングミドルウェアを調べていて、その中のPM/Myrinetというドライバのコードがとても美しくて感動したこと(手塚宏史氏による)と、CPUデバッガ(モニタ)でLinuxをデバッグして、MMUの処理や例外の振る舞いを理解できたこと、など。